亀田製菓といえば、日本を代表する米菓メーカーですが、
その社長がインド人だという事実に驚く人も多いのではないでしょうか?
なぜ日本企業のトップにインド人が就任することになったのか、その背景や狙いには理由があるようです。
亀田製菓の社長はインド人?
亀田製菓は、新潟県新潟市に本社を置く日本の代表的な米菓メーカーです。
1946年に亀田郷農民組合として創業し、1957年に正式に亀田製菓株式会社として設立されました。
1989年に初めて海外進出を果たし、現在は北米、アジアを中心に積極的な事業展開も行っています!
そんな日本を代表する企業の亀田製菓ですが、
なんと、現在の社長は、ジュネジャ・レカ・ラジュ氏というインド出身の方が務められています。
なぜ、日本の企業のトップにインド人の方が…?
理由を調査してきました。
亀田製菓の社長はインド人なのはなぜ?
その背景には、彼の優れた経歴と能力、そして亀田製菓のグローバル戦略が関係しているようです。
グローバル戦略
海外事業は、先ほど言いましたように1億人の日本人から世界の80億人に向けて事業を育てていくということです。太陽化学やロート製薬時代は、カテキンとかテアニンとか食物繊維とかシアル酸など、ゼロからものを作りました。
自分で開発して世界に出すということをしていましたが、亀田製菓はすでにすばらしいものを持っています。
「亀田の柿の種」だけじゃなくて、いっぱいすばらしい種を持っている。
日本国内の人口減少や市場の成熟化により、亀田製菓は海外市場への進出を目指しているようです。
ジュネジャ氏の国際的な視点と経験は、同社のグローバル展開において大きな強みとなっています。
アイルランドのKerry社とライセンス契約を交わすなど、
海外のいろいろな会社とのパートナーシップを組んで商品を作ろうとしています。
インド向け商品で成功も
インド版柿の種「カリカリ」は、2020年1月に販売が始まった。
亀田製菓が現地企業と合弁会社を設立し、工場も現地に新設。
デリーのほか、ムンバイやベンガルールなど主要都市の1000以上の店舗で販売されている。
インドでは現地の嗜好に合わせた「カリカリ」という商品を展開し、
スパイシーなフレーバーやベジタリアン対応の商品を開発。
このような現地適応型の戦略が功を奏し、売上を大きく伸ばしています。
食べてみたい!
優れた経歴と専門知識
インドの大学院を卒業後、「発酵を研究するなら日本が最先端」と聞き、1984年に来日した。
名古屋大学大学院で食品工業化学を学び、博士号を取得。
その後入社した大手食品素材メーカーの太陽化学(本社・三重県四日市市)では卵や茶などの研究に明け暮れ、携わった「お茶の成分のリラックス効果」などが世界中の多くの商品に使われている。
ジュネジャ氏は、インドの大学院を卒業後、「発酵技術の最先端は日本にある」と聞き、
1984年に来日し、名古屋大学大学院で食品工業化学を学び、博士号を取得。
その後、大手食品素材メーカーである太陽化学やロート製薬株式会社で研究と営業を担当し、世界中で活躍しました。
亀田製菓の海外事業展開がヤバい!
アメリカに会社があり、ライスクラッカーの製造・販売をしています。他にはTHIEN HA KAMEDAというベトナムの会社で「ICHI」という商品があります。
中段右側は中国。下段はカンボジアとインド。
インドでも「柿の種」を製造・販売しています。日本と同じ「亀田の柿の種」をインドで売るのではなくて、例えばスパイシーとかわさび味もあるんですけど、インドの方に合った食感、味わいに変え、その文化に合わせた新しい「柿の種」を販売しています。
新潟で生まれた会社のお菓子が、今では世界中の棚へと少しずつ広がっています。
亀田製菓は、インドだけでなく、
なんだか誇らしいね…!
まとめ|亀田製菓の社長はインド人なのはなぜ?
亀田製菓の社長がインド人である理由は、ジュネジャ・レカ氏の専門性、実績、
そして同社のグローバル戦略におけるリーダーシップが評価された結果です。
彼の就任は、亀田製菓が国内市場の枠を超え、世界市場での成長を目指す姿勢を象徴しています。
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